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英

Author:英
ふんどし一丁の気合とパンツ一丁の気楽さで読書中。。。
自分の中では一貫した趣味のつもりですが、メジャーどころからは一定の距離で全部ズレているみたいです…。


大木英恵 [Hanae Ohki]

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快楽上等! 3.11以降を生きる

3.11で私もいろいろ変った。
でも、それはそれ。

3.11があろうとなかろうと、
快楽上等。

今の私のど真ん中。


快楽上等!  3.11以降を生きる快楽上等! 3.11以降を生きる
著者:上野千鶴子湯山玲子
出版社:幻冬舎
出版日:2012/10/26 ¥ 1,575
商品詳細を見る


この二人、別々でも
それぞれの著書に納得することが
たくさんあるのに、
二人の考えの違いや、
絡まりあう部分は
あまりにもメモすることが多すぎて、
とにかく、羅列しておこうと思う。

--
カズオ・イシグロの『わたしを離さないで』
怖いもの見たさで見てみたい
--
3.11直後に避難した時も
"世間の人並み"が読めずびっくりしたし、
女子が「愛されたい」と内向的に悩んでいても、
「何、言ってるの」としか思えない。
私の本は、実はその「共感の薄さ」を
モチーフにしている。
--
周りの同調圧力
--
原発事故の直後に
「水道水がヤバい!」となったとき、
知り合いの会社ではペットボトルで
水が配られたんですね。
それで何が起きたかと言うと、
男も女も結婚してない人、
子どものいない人が、
子どものいる社員に自分の水を差しだした。
--
要は「子どものために」という
強制モラルが働いた。
--
ネオリベと言えば
「自己決定」「自己責任」ですが、
いい大人が自分で決めることを
やらなかったり、
そもそも決定ができない、というのが、
ダメだと思ってるんです。
それに進歩の思想も、私、
自分の片肺にあります。
進歩?
昨日より今日の自分が良くなるという、
プログレスの思想。
--
進歩と言わず、向上と言おう。
努力と向上。
勝間の努力は効率。スキルアップ
--
湯山の向上は
人間の質として、より思慮深くなり、
自分の体験に即した強い言葉を持ち、
全人格的に成熟するという意味での向上。
効率では測れない
--
効率はセコイでしょ。
--
PLAN DO SEEのコントロール欲で成り立っている
--
文化資本とは、すべてのおカネや
財産を失っても、
どんなところに行っても、
どんな状況になっても、
決してその人から奪えない
ふるまいやスキル。
--
たくさんの年寄りを観察した上の結論は、
年をとることと成熟することには
何の関係も無いということです。
成熟ではなく、現状キープをガンコに行く人は多い。
--
若者はとんでもなく縛り合っていますよ。
自ら進んで、とにもかくにも、
同調圧力は強く受けている。
違うことが不安。
不安より悪。
絶望の国に適応するには、
思考停止で今の自分の環境を幸福だと
感謝することだから。
--
瀬戸内寂聴さん
岩手の天台寺に毎月法話
震災後、現地へ行ったけどすごい無力感。
ピーンと張り詰めた緊張と敵対視を感じた。
そこで彼女は話をするのをやめて、
マッサージを始めた
--
私には美意識があるのよ。
効率を最優先にするのって、
見てるとみっともないもの。
--
ただ、私たちがここで言う美意識って
教養とも関係しますよね。
文化資質とリテラシーは関係ある。
カッコいいものをたくさん見てるかどうか。
そして、その経験を積むと、
人間を舐められなくなる。
--
そして「自由」とは
惜しみなく与えること。


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女ぎらい――ニッポンのミソジニー

「ミソジニー」について。
女ぎらい、女性嫌悪、女性蔑視。
フェミニストがミソジニーとセットだと言えば少しわかりやすいだろうか。

あの、上野先生の本。
論文のような明快さと
エッセイのようなわかりやすさ。

女好きのミソジニーの男として
吉行淳之介永井荷風がでてくる。
ある特定の女が好きなわけではなくて、
記号としての女。
性器。娼婦。
そういうものが好き、
ということは、女好きだけど、
女蔑視だ、とうのは
なんとなくわかるだろうか。

吉行の「男と女をめぐる断章」を
読んだとき、
感じていた違和感はこれだ。
好きだと言われているのに、
嫌われると感じる。


女ぎらい――ニッポンのミソジニー女ぎらい――ニッポンのミソジニー
著者:上野千鶴子
出版社:紀伊國屋書店
出版日:2010/10/06
¥ 1,575
商品詳細を見る


自分の中のミソジニーを強烈に感じる。
ミソジニーから自由な人は
いないのではないだろうか。
気づいていないなら、幸せか。

たとえば「若者」という言葉で
若い男のことしか
含まれていないことは多々ある。
そのとき、若い女は
存在そのものが消されている。
あたりまえだと思っていません?

本屋で立ち読みしたら

一生かかっても知り得ない 年収1億円思考一生かかっても知り得ない 年収1億円思考
(2011/01/25)
江上 治

商品詳細を見る

この本は、
1億稼ぐ女の存在は
想定すらしていない。
人間には「男」しかない、らしい。

たぶん悪気はないと思う。
そういう世界の見え方があるということ。
もちろん、1億稼ぐ男のまわりにも
女は存在する。
記号としての女だから、
ロボットでも良いんだと思う。
特に人間として存在しているわけではないから。

私は女だし、それを止めたいとも思わない。
男の世界に入りたいとも思わない。
白人社会に差別されずに入れる黒人を
「名誉市民」として扱うように、
男扱いされて喜ぶ女になりたくもない。

私は私でいたい。

知は力だと思う。


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四十路越え!

この本、バイブルですね。
これから15年間のわたしの。
50代になった湯山さんが、先輩として、
規格外の心意気を書いてくれているわけです。

「バイブル」と言っても
別に気持ち悪いくらいのマニュアルさんには
私自身がなれませんので、
こっち方面ってことです。

湯山さん方面と
すーちゃん方面の間くらいを
るんるんスキップで、且つ爆走、
っていうベクトル。


四十路越え!四十路越え!
著者:湯山玲子
出版社:ワニブックス
出版日:2010/11/26
¥ 1,400
商品詳細を見る


湯山さんといえば、私はこれで知った方。
「エレガンス中毒」
本書の中に、野宮真貴さんの名前もちらっと出てくるし、
モレシャンさんの本、
「アプレカランタン」も出てくるし、
いま本棚で待機中の
女ぎらい――ニッポンのミソジニー
上野千鶴子さんのこの本も出てくる。
だれでも一度は、処女だった。」も。

共通の“何か”を感じるわけです。


思いのたけがありすぎるので
それは≪続き≫で。

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ひとりの午後に

あの、上野先生。
「おひとりさま」といえばこの人。

その「ひとり」の様子、気持ち。

研究者だから考えたことは売るが、
感じたことは売りません、
と言ってきた筆者が、
感じたことを初めて書いた。

「感じない人だ、感情がない人だ」
という、勘違いを多々されてきただろう。

そんなわけないでしょ。


ひとりの午後にひとりの午後に
著者:上野千鶴子
出版社:日本放送出版協会
出版日:2010/04/22
¥ 1,365
商品詳細を見る

自分の行く末を想像したくて、
自分より少し年上の、似たような女性たちに
近づいて行きたくなる。

いろいろな覚悟をしている自分にも気づく。

金持ち、子持ち、家族持ちなどの言葉に並べて
筆者は「人持ち」という。

私は筆者ほど
「人」も持っていないかもしれない。
数少ない大事な人が何人か。。。
ただ、それでもバリエーション豊かな、
とてもとても素晴らしい、
頼りになる人たちがいる。
だから、質のいい人持ちかもね?

文中にポロポロと出てくる本、
どれも読んでみたくなる。
クルマの話のところでは、
佐野洋子さんの「役にたたない日々」
去年の私のベスト1の
「男おひとりさま道」

森瑤子さんや瀬戸内晴美(寂聴)さん
斎藤美奈子さん酒井順子さん
「負け犬の遠吠え」
宇野千代さん、桐野夏生さん…

今回のずどんと来た言葉。
年上の先輩に、いつだって頼ろうとしてしまうが、
それは高齢者差別でもあるって。
これは上野さんが引用している
バーバラマクドナルドの言葉なので、
引用の引用だが、

---
年老いた女性に、あなたはほかの年寄りと違って元気だし生き生きしているというということが、褒めことばだと思ってはいけません。
~~~
年老いた女性はあなた方若い女性のために存在しているわけではありません。またあなた方が私たちの役にたつと思ってもいけません。
---

最近、差別される側の弱者の
気持ちをリアルに味わったので
(あきらかな差別を受けた、ということ)
差別する側、される側の
両方の視点を持っていたい。

差別はないほうがいいけれど、
本心では、無くすのは無理だと思っている。
知ることが大切。知ること。

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男おひとりさま道

これはおもしろい!
ことしのベスト1くらい。
まだ読み途中ですが、
20ページくらいの間に、
「へ~!」「マジですか!?」
みたいなことが何度も何度も。

データやアンケートから読み取れる
男の生態。。。
本当にびっくりするほど、
現実を見られない生き物らしいです。
見るのがちょっと恐ろしいので、
見ない振りしたままずーっと老人になるまで行くらしい。

想像して不安になったりぞっとしたり、
そのための準備したりはしないらしい。
ちょっと想像しそうになったら、
どうやら不安になりそうだぞ、と思って
想像することすらやめちゃう。
あちゃー。

男おひとりさま道男おひとりさま道
著者:上野千鶴子
出版社:法研
出版日:2009/10
¥ 1,470
商品詳細を見る

だからこそ、男女のペアで暮らすと
上手くいくことが多い。

女だけだと現実の危機管理ばっかりで
がっちがちの保険だらけのつまらない感じ。
男だけだと、夢ばっかりで方法論が見出せない、
生活も出来ないほどお金も身体も使い込みな感じ。

それでも、必ず「おひとり」の時代は
やってくるので、
男は少しは想像力をもって
不安を直視しておいた方がいい。

結婚してものちのちおひとりにになる。
おひとりは、非婚だけでなく、
死別や離別もあるのだ。
それに対する想像力ゼロなの。男って。

家政婦雇って、風俗行ってればいいのに。
と、お金で解決。
しかし、お金もない。
離婚して、毟り取られたりもするし。
リストラでお仕事もなくなるし、
家事能力も低いし。。。

ただでさえ医療の進んだ先進国では、
男:女=105:100で、
そのままでも男が20人に1人は余る。
中国なんて、いろんなことしちゃってるから、
男:女=120:100。
あぶれた20人はどこかの道端に
かたまって酒飲んでるランニングシャツの
爺さんたちが見えるよう。

衝撃だったのは、
定年退職後の男が妻を介護するとき、
やたらとやる気満々で、
勝手に贖罪のつもりもあったり、
新たな仕事としてやりがいを持たれたりして、
すっごく妻にとって迷惑な
介護者になっていることが
どうやら多そうだ、ということ。

こんなんになるなら結婚したくない。
お金払ってプロに介護してもらうわ。
女なら、友達も作れるし、
市役所に骨は焼いてもらうから。
少子化で何が困る?
自分の子供には会ってみたいけど
国の借金払うためのタネ残せ、助けないけど、
というプレッシャーでは
生み育てられないよー。

などなど。
ものすごく面白い。
まだ20ページだけなのに。

実は、こっちは読んでいないけど。
おひとりさまの老後おひとりさまの老後
著者:上野千鶴子
出版社:法研
出版日:2007/07
¥ 1,470>
商品詳細を見る


本文中に太字で
だから、男おひとりさまについて書くのはイヤだって言ったでしょ。話がなかなか明るくならないからだ。
って。
めちゃくちゃ面白い。
早く続きを読もう。
おすすめです。

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結婚しません。

文庫版の奥付をみると
2005年1月15日。
私29歳の誕生日。

周りから
「結婚は幸せだ。しろ」
「なぜ結婚しようとしない?」
「だからお前は結婚できないんだ」
「オマエとオマエ、結婚しろ」
「結婚したくてもできないんだろ」
「結婚しない主義?」
「誰もオマエとは結婚したくないだろう」
「一生独身はツライ」
「仕事に生きるの?仕事もできないのに?」

なんとまー、いろいろ言われていたことか。
どれにも、否定したくても言葉が見つからなかった。

結婚しません。 (講談社文庫)結婚しません。 (講談社文庫)
著者:遙洋子
出版社:講談社
出版日:2005/01
¥ 490


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結婚したくなったら今すぐでもするつもりだし、
いつだって相手がいれば、
その人と生活することを想定していた。

たまたま、付き合っている人がいない状況で、
でもその日々を普通に暮らしているのに、
周囲はあくまでも
「29歳で独身で彼氏もいない生活は悲惨だ」
ということにしたかったらしい。

現状が欠陥だらけの、未完全な、不幸な状態
ということにしたかったらしいのだ。

私自身がそれに焦っていなければならない、
焦っているに違いない、と思いたかったようだ。
だから、それがずっーと違和感で、
焦っていないことを責められるような
息苦しい、一種のセクハラを受けていた。

どーして現状を楽しんでいちゃいけないんだ!?

だから、
「結婚しません。」という宣言が
相当かっこよくみえたのだ。

あとがきにも書かれているが、
2000年の初めに
東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ
著者:遙洋子
出版社:筑摩書房
出版日:2000/01
¥ 1,470


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が出版されて、
その数ヵ月後に、
結婚しません。 が出て、
フェミニズムや経済学、
「不払い労働」の勉強をして、
違和感を感じていたのは自分だけではない!
ちゃんと研究もされているんだ!!
という発見の喜びがほとばしっている。

本文中に引用される文献の数々と
それを自分に引き寄せて理解した過程が
私たちにも理解できる日常シーンの話として
示されている。

この本の3年後に
負け犬の遠吠え負け犬の遠吠え
著者:酒井順子
出版社:講談社
出版日:2003/10
¥ 1,470


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世の中に「負け犬」がどれほど多くいたのか、
「負け犬」と自称することの処世術。
それでもやはりその処世術が使えない
不器用な自分…。
そしてこの文庫版が2005年にでて、
冒頭に書いたような状況。

いま改めて読むと、
世の中の考えかた、
特に女性内での考え方も進化してきたし、
遙洋子さんの兄ちゃんや母ちゃんが考える「女」の割合は
当時の状況が98%とすると現在は90%くらい?
もちろんまだ大多数だと思う。)

勝間和代さんが言うように、
時代淘汰というか、
世代まるごと、そのうち卒業していってくれるので
全体として少しずつ変化している。

いまの私が29歳のときと
同じようなセクハラを受けたら、
「あんたも偏ってるね~」と気楽に言えると思う。

【Amazon】
結婚しません。 (講談社文庫)
★目次★
笑われる女
三段ボックスと恋
白い靴の嘆き
呪われたファミコンゲーム
ラガーマンの教え
団らんの向こうに
嫁するプロ・素人・素人以下
家父長制のシンデレラ
哀愁のモグラ叩き
バッファローの夕べ
マジックモーニングの苦悩
親孝行とマザコン
私がプロレスする時
シンガーポールで家事してみれば
毒とヤギ
笑顔の行方
成功しなけりゃ失敗か?
私が封印したもの
愛とポッキーの関係
二十一世紀の人形の家

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